さて、話は戻って検査の続きです。
年が明けて正月休みに続けて休暇をいただき、病院に行きました。
まずは心エコー。といっても、なにも特別なことはなく、内臓のエコー検査と同様、ベットに横になり、センサーを胸の上で動かしながら撮影するだけです。当然、痛みもなにもありません。ただ、どこをどのように撮影するのか、また撮影された映像からどのように診察するのかが難しいところのようです。
続けてトレッドミル。前日、準備するときに、ウェアはどれを着て行こうか、シューズはどれにするか? などと思っていたら、説明書に、上半身裸になって心電図のセンサーをつけ、裸足で走る、とのことでどちらも不要でした(笑)。ズボンについては特に指定はなかったのですが、念のためランパンを持って行きいました。検査前に技師の方 (?) に伺うとかなり真剣に走らなければならないとのことでしたので、ランパンを履いて走ることに。これは正解でした。
不整脈には平常時には現れず負荷をかけたときにだけ現れるタイプがあるようで、トレッドミルで走ってその有無を調べようということです。これは後で調べてわかったことですが、この検査で異常が出ると「労作性狭心症」と呼ばれる狭心症の一種、要は心臓の周りの血管が詰まっているという疑いがあるということになります。
まずは心電図用のセンサーをつけ、腕に血圧計を巻き、心拍数が161を超えるまでやります、と言われ、トレッドミルスタート!! と思ったら機械が動きません…。いろいろやり直したり測定用のコンピュータを再起動したりしてもダメ。設定に問題があるかもしれないので運動のレベルの設定を下げてみようか、いやいやこの人はレベルを下げたら心拍数があがらないでしょう、などと技師の方と医師の方(?)がやりとり (笑)。結局、トレッドミル側を再起動することで問題解決。いよいよスタート。
最初はウォーキング。いつも歩くペースよりちょっと早めかも。続けて少しペースを上げます。歩くよりも走るほうが楽そうなので走り始めたところ、「まだ歩いてください」との指示。足が短いので歩くのはちょっと辛い…(笑)。もう一段ペースを上げたところで走り始めます。傾斜が付いているためか、すぐに心拍数が上がり始め140bpmを簡単に超えてしまいました。さらにペースを上げ150bpm代に。もう一段上げたところで簡単に161を超え、測定終了。もうちょっと粘りたかったところです(笑)。それでも、一般の方に比べれば心肺能力は高いとのことでした。汗をたっぷり書くかと思ったのですが、それもありませんでした。
測定後、結果を簡単に説明していただきました。やはり心電図に異常が出ているのですが、連続的ではないのでそれ自体は問題はなさそうとのこと。そこは一安心だったのですが、血管の太さに問題がありそうとのことです。いずれにせよ、最終的な判断は、2週間後に主治医から聞いてくださいとのことでしたが、もしかするとランニングはNGになるかもというようなお話でした…。
トレッドミル終了後、ホルター心電図の装着です。
ホルター心電図というのは、ポータブルな心電図測定器で24時間、心臓の動きを測定し続けるというものです。普通の心電図の測定と同じようにセンサーを胸に貼り付け、本体はベルトで腰に留めます。こんな感じです。
見苦しいのでセンサー部の写真は無しにします…。
この状態で24時間、普通に過ごしてくださいとのこと。ただし、お風呂とシャワーはNG。やらなければならないのは食事、排便、睡眠時間等の記録を取ること。走っても良いですか? と聞いたところ、運動中の状態も見たいでしょうから、走っても良いですよ、と言われました。
ということで、その日は帰宅。走って良いと言われれば、当然、走るわけで、この状態で走ってみました。もちろん、シャワーもお風呂もNGなので、汗をかかないように、また、振動でセンサーが外れないように、超ゆっくりです。
翌日、装着から24時間後、取り外すために病院に行きました。取り外しは簡単で、あっというまに終了です。
2週間後に聞いた診断結果とさらに続く検査については、また、次の記事にて。