スタート地点のうみたまごまでは別府北浜からバスで移動です。バスは9時からということなので5分前に行くとすでにバスは動き始めていて、並ぶことなく空いているバスに乗って、すぐに発車。9時過ぎに会場に着きました。
カテゴリー1のランナーは建物の中に着替える場所があり、カテゴリー2、3のランナーも建物の中に更衣室がありますが、その建物の近くに着替え用のテントもあるので全員が部屋に入れるわけではなさそうです。そして、我々カテゴリー4のランナーは歩道橋を渡って道路の反対側に
この左側の車線がスタート。10kmほどで折り返して反対側の車線で帰ってきます。
歩道橋を渡るとテントの列。
ここが着替えの場所です。後からバスが入ってきて、その中でも着替えができるようにはなっていますが、やはりカテゴリ3までとは大きな違い。実力主義ですw。
着いたのが早かったので、テントの中に場所を確保でき、しばらくはそこで横になって休みます。10時になったところで着替え、また一休み。10時半になった頃に一度、ウェアだけで外に出て気温を確認。天気予報では曇りでしたが日が出ていました。風も穏やかで、走りやすそう。これならばノースリーブ、アームカバー無しで充分。ただ、手が冷えるといけないのでグローブだけはつけて走ることにしました。
トイレを済まし、またテントに戻り、荷物預けの開始時刻、11時を待ちます。
時間になったので、ウェアのみになり(寒さ対策に100均のレインコートを持ってきていたのですが、それは使わず)、荷物を預けます。荷物は自衛隊の方がトラックに積んで運んでくださいます。
そしてウォームアップ。ちゃんと走れるか心配してきたのですが、脚は動いてくれたので、一安心。
その後、道路の脇で列に並びます。列の場所はナンバーカードで決まっているので、慌てる必要はありません。これはありがたいです。
スタートが近くなると列のまま、道路上のスタート地点に移動します。そしていよいよスタート。号砲もしっかり聞こえ、スタートラインまでのロスは45秒ほど。
そこからしばらくは周りに合わせ、キロ4分40秒前後のペースで走りました。
最初の関門は10km地点で時間は52分。ここは47分で無事に通過。15kmまではほぼ同じペースで走れました。しかし、次の5kmはペースが落ちてキロ4分50秒。ただ、これも、想定の範囲内。このペースで最後まで走れればと思いながら走ります。
20kmのタイムは1時間35分。サブ3.5のペースに5分の貯金です。ハーフのタイムは1時間40分。後半も同じであれば3時間20分くらいのタイムでゴールできそうです。
ところが、ここからペースが落ち始めました、左脚の膝に若干の違和感が出始め、無理をしないようにしました。脚が辛くなってきて、エネルギーも少し欲しいと思い始めたので、少し早く28kmあたりで一つ目のサプリメントを摂取。ただし、ペースがかなり落ちてきていたので、サプリメントの効果があったかどうかは不明(笑)。
30kmのタイムは2時間24分。少しですが貯金は増えています。
この辺りで雨がポツ。でもそれだけだったので、濡れることはありませんでした。また、風も強くなってきたのですが、横風だったのであまり影響はありませんでした。
しかし、頑張れたのはここまで。だんだんと脚が動かなくなり、キロ5分のペースを維持できなくなってきました。35kmを過ぎたところで、目標を「完走」に定めたため、ペースもほぼジョグペース、キロ5分20秒まで落ちてしまいました。私の周りのランナーも同じ考えなのでしょう、ほぼ同じペースです。ここでもう一つのサプリメントを摂取。この状態で使うのはもったいないかなとも思いつつ、ここから先、少しでも楽しく走れるようにと(笑)。
最後の関門40km地点を3時間15分で無事に通過、そのままゆっくりのペースで競技場に入ると、すでにゴールしたランナーの応援が迎えてくれ、元気が出ます。頑張ってトラックを一周回ってゴール。タイムは3時間27分でした。
ゴール後、記念のタオルを受け取り、時計を見ると制限時間の3時間30分まで後2分。ここで、競技場に入ってくるランナーの応援に加わります。そして制限時間まで秒読み。今度はゴールの方に移動して、最後の声援。ぎりぎりでゴールできた人、あと一歩で届かなかった人。3時間半走って、秒単位で大きな差になります。普段は制限時間を気にすることはなかったのですが、こういう緊張感のある戦いがとてもよい経験になりました。
ゴール後、となりの小学校の体育館に移動。番号の塊ごとに荷物が置かれているので、自分で探してその場で着替える、というおおらかなやりかたです。
着替えが終わってから、バスで別府北浜のバス停まで移動。そこからホテルまで歩いている途中で雨が降ってきました。
ホテルに戻り、温泉に浸かり、一休み。
食事は、外に出る元気がなかったので、ホテル内のレストランのビュッフェで、だんご汁、
と、とり天、
とやせうま
などの大分の郷土料理を中心に、その他いろいろといただきました。だんご汁とやせうまはどちらも小麦粉を練って作った麺状の「だんご」を素材としていて、野菜と一緒に味噌で煮たのがだんご汁、きな粉と黒砂糖をまぶしたのがやせうまだそうです。同じ素材で二度おいしい、おすすめの料理です。
たくさん食べて満腹になったところで部屋に戻り、ぐっすりと眠りました。翌日は別府と湯布院の観光。また別の記事にて。