先日の記事にも書きましたが、Mac miniにつなげていた外付けHDDが壊れてしまいました。

しかたがないので新しいHDDを買いました。選んだのはこれ。


BUFFALO USB2.0&eSATA&IEEE1394/1394b用 外付けHDD for mac 1TB HD-M1.0TIBSU2

  • 出版社/メーカー: バッファロー
  • メディア: Personal Computers



私が使っているMac miniにはFireWire 800 (IEEE 1394b、通信速度800Mbps) のポートがあります。今まで使っていたHDDは、古いものだったのでIEEE 1394a (400Mbps) でしか接続できませんでした。これでもUSB 2.0 (480Mbps) とそれほど変わらない速度が出せますが、せっかく本体側が800Mbps対応なのだから、ということで、HDDも1394b対応のものを候補にしました。

今まではあまり速度が出なかったので、予備という使い方だったのですが、ある程度の速度が出るのであれば、データをすべてそちらに移してその中で日常生活を送る、というのもありかなと思い、内蔵HDDがほとんどいっぱいになってしまったことも考慮して、容量の大きいHDDを買うことにしました。

その結果、選んだのが上ののHDD。1TBです。

Macにつなげ、WindowsのFAT形式のファイルシステムを削除、MacOSのフォーマットで再フォーマットして準備完了。

あとは、自分のホーム以下のデータを新しいディスクにコピーして、いくつか設定を変更するだけ。手順は概略、以下の通り (少々難しいことが書いてあるので興味の無い方は読み飛ばして下さい…)。

まずはデータのコピー。外付けHDD (ここでは External HDD という名前がついているものとします) に フォルダ "/Users/foo" (foo はユーザ名。ホームのフォルダの名前になります) を作ります。そしてフォルダ (ディレクトリ) のコピー。こういう場合 UNIXでは tar を使いますが、MacOSのファイルシステムではtarでは扱えないリソースフォークと呼ばれるデータが入っています。これを一緒にコピーできるコマンドが ditto。以下のように使います。

% ditto -v -rsrcFork /Users/foo /Volumes/External\ HD/Users/foo

自分自身が管理者権限を持っていればこのコマンドですべてのファイルがコピーできます。本当は、別の管理者権限を持ったユーザでログインしたコピーした方が安全ですが、私は、自分自身のユーザでコピーしてしまいました。とりあえずこれでも問題なく動いています。

続いて、システム環境設定のアカウントで自分のアカウントを選び右クリック。詳細オプションを開き、ホームディレクトリを /Volumes/External\ HD/Users/foo に変更。本来はこれだけでよいはずなのですが、世の中にはお行儀の悪いアプリケーションがあって、この変更が反映されないものがあるようです。そこで、古いホームディレクトリを参照しても新しいデータが見えるように、以下のようにリンクを張ります。

% cd /Users
% mv foo foo.old
% ln -s /Volumes/External\ HD/Users/foo .

これで /Users/foo を参照しても、/Volumes/External\ HD/Users/foo が見えるようになります。

ここまでできたら再起動。

無事にログインでき、いくつかのアプリケーションを動かしてみて問題が無ければ、完了です。

この状態で数日使っていますが問題なく使えていて、パフォーマンスも満足できる状態です。以前は内蔵ディスクがときどき溢れてしまい、ヒヤヒヤしながら使っていたのですが、今は空き領域が600GB程度あり、とりあえず溢れる心配は無くなりました。

めでたしめでたし(笑)。